TOP 第1回インクルーシブ教育教材コンテストから生まれた新商品

第1回インクルーシブ教育教材コンテストから生まれた新商品

第1回インクルーシブ教育教材コンテストの様子

特別支援の現場では、目の前の子どもたちがより深く学び、成長していくことを願い、先生方は日々、創意工夫を凝らした教材を制作・活用されています。

そうした先生方の熱意とアイデアの結晶は、限られた範囲でしか共有されていない現状がありました。
先生方の多忙感、発信機会の無さ、公開した場合の他者評価に対する消極的なイメージなど、さまざまな要因があるのかもしれません。

そこで、発信・評価・学び合いをキーワードにインクルーシブ教育 教材コンテストを企画しました。

眠っていたアイディアに光を当て、全国の先生方と繋ぐ。
それは、一人の先生の工夫が、やがて多くの『みんな』の学びを豊かにする力になると信じているからです。

左装飾

右装飾

第1回コンテストでは、233もの素晴らしい教材が集まり、厳正な審査の結果、9つの作品が栄えある賞に輝きました。
そして今、その熱意とアイデアが、さらに多くの先生と子どもたちの元へ届けられることになったのです!
なんと、入賞作品の中から5つの教材が、この度、待望の商品化を果たしました。

最優秀賞

フットカーリング

教材が生まれた話

在籍級でトラブルが起きると、言葉ではうまく伝えられず手や足が出てしまう子達に対して、気持ちを整えて、力の加減をしてほしいと考えました。特に足の力を加減するもの、友達と相談できるものとして作成しました。

フットカーリング
優秀賞

お金位取りボード

教材が生まれた話

「1234円」を「いちにさんよん円」と読んでしまう児童がいて、位取りの理解が充分ではないことに気付かされました。数字だけを見ると「1234」。でも実際は1000と200と30と4で構成されています。

お金位取りボード
優秀賞

ぞうきん縦絞り練習教材
「シボリーくん」

教材が生まれた話

雑巾絞りの際、手首を内側に絞り込む動作が苦手で、大半が横絞りや握り絞りでした。縦絞りの練習をしてもなかなかうまくいきませんでした。そこで楽しみながら縦絞りが上達できるようになればとの思いから製作しました。

ぞうきん縦絞り練習教材「シボリーくん」
特別賞

パーソナルスペース学習教材
「いいキョリング」

教材が生まれた話

障がいのある子どもへの距離感の教え方として「腕1本分離れましょう」という教え方が広まってきていますが、それが「こだわり」になってしまい、家族や恋人、お医者さんなども近づけなくなってしまうのは問題であると考え、作成しました。

パーソナルスペース学習教材「いいキョリング」
特別賞

時間ばっちりおたすけボード
5セット

教材が生まれた話

時計で時刻は読めるようになったが、例えば「9時45分の35分後」や「9時45分の35分前」など、時間(小学2年生算数)を読むのが苦手な子は多い。時刻を読むための補助教具ではなく、時間を読むための物は見かけないことから作成。

時間ばっちりおたすけボード5セット

商品化された教材以外にも、たくさんの素晴らしいアイデアが光っていました。
すべての受賞作品は、第1回インクルーシブ教育 教材コンテスト特設サイトをご覧ください。

第1回インクルーシブ教育 教材コンテスト特設サイト

第1回インクルーシブ教育 教材コンテストは、たくさんの先生方の熱意と素晴らしいアイデアによって大きな実を結び、
第2回インクルーシブ教育 教材コンテストも無事開催を終えました。

「もしかしたら、私の作ったこの教材も…?」

そう感じた先生がいらっしゃいましたら、ぜひ次回のコンテストへのご参加をご検討ください。
あなたのアイデアが、誰かの笑顔を、学びを、未来を創るかもしれません。

現在、第3回インクルーシブ教育 教材コンテスト開催に向けて準備中です。

詳細は近日公開予定

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